「デッキをいざ作ってみよう!」と思ってもどんなデッキがあるのか知っておきたいですよね?
今回は海外で使用率が非常に高いウーラオスVMAXとブラッキーVMAXを中心としてデッキ、通称「ウーラブラッキー」を紹介していきます。
なお今回は実際に作成してきたデッキレシピはこちらです。

サンプルを基にどんなデッキなのか、このデッキの使い方について紹介していきます。
どんなデッキなのか?
このデッキはいちげきエネルギーを付けることでダメージを大きくし、より大きなダメージを与えるデッキです。

「いちげき」のポケモンに付いているかぎり闘・悪エネルギー1個分としてはたらき、1個につきダメージを「+20」してくれます。
このいちげきエネルギーを上手く使いメインアタッカーのブラッキーVやウーラオスVで戦うのが「ウーラブラッキー」です。
また、ブラッキーVMAXの特性などを駆使することで、相手のポケモンを毎回ワンパンすることができるのが最大の強みです。
メインアタッカーはブラッキーV
ブラッキーVは優秀な特性を持つブラッキーVMAXの進化元でありながら優秀なワザを2つ持っているため、メインアタッカーとして活躍してくれます。

ワザ「くろいまなざし」は30ダメージ(このデッキの場合はいちげきエネルギーが付くので基本50ダメージ)を与えることができます。
効果でこのワザを受けたポケモンは次の相手の番はにげられなくすることができます。
そのため、進化しないたねポケモンや、にげるがために必要なエネルギーが多いポケモンに対して使えれば、次の相手の番にポケモンいれかえなどの入れ替え手段を要求させることができます。

そしてもう一つのワザ「げっこうのやいば」はダメカンがのっていれば160ダメージ、のっていなければ80ダメージしか与えることができません。
しかし、ダメカンをのせる手段としてこの後紹介するヘルガーがいるため、安定して160ダメージを与えることができます。

また、このデッキの場合いちげきエネルギーの恩恵もあるため基本は180ダメージ、最大200ダメージを与えることができます。
また、悪弱点ミュウVMAXやこくばバドレックスVMAXにはポケモンVながらワンパンするダメージを与えることができます。


ヘルガーでエネルギー加速
ヘルガーはデメリットこそありますが非常に重要な立ち位置のポケモンです。

特性「いちげきのほうこう」によって山札からいちげきエネルギーを1枚付け、デメリットとしてダメカンを2個のせます。
デメリットこそありますが、本来ダメカンは相手にのせられるものですがブラッキーVのワザ「げっこうのやいば」のダメージアップを自分で率先して行えます。

ただし、相手のダメカンの数だけダメージが大きくなるヤミラミVのワザ「マッドネイル」などにはどうしても弱いです。
もし相手がヤミラミVを入れている可能性がある場合はダメカンの数を考慮する必要があります。

もちろんエネルギー加速役として非常に重要な役割を持っているため、いかに序盤に進化元のデルビルをベンチにしっかり出しておく必要があります。

目安としてブラッキーVの「げっこうのやいば」が2ターン目に使えるようにできるよう最低1匹は進化前のデルビルを最初の番に出しておきましょう。
そのためにキャプチャーエネルギーやクイックボールを入れているので、これらを使ってしっかり盤面を作りましょう。
ブラッキーVMAX=ボスの指令
ブラッキーVMAXの特性「ダークシグナル」は進化時に使うことができ、ボスの指令と同じ効果を持っています。


そのため、ボスの指令を使わずに他のサポートを使うこともできます。
これを活かして相手のベンチポケモンを狙って倒していきましょう。
特に狙いたいのはクロバットVやデデンネGXなどのHPが低いポケモンVや、弱点を突けるポケモンです。


また、ワザ「ダイアーク」はブラッキーVのワザ「げっこうのやいば」と同じダメージを無条件で与えることができますが、きぜつしたときにはサイドを3枚取られてしまいます。
そのため、進化して攻撃するか、進化前で攻撃するかはよく考える必要があります。
HPが大きいポケモンには「キョダイイチゲキ」でワンパン
VMAXなどなかなかワンパンすることが難しいポケモンにはいちげきウーラオスVMAXのワザ「キョダイイチゲキ」でワンパンしてしまいましょう。

ワザ「せいけんづき」は無色3個で100ダメージなので、実は進化前のいちげきウーラオスVのワザ「インパクトブロー」より弱いです。

しかし、いちげきウーラオスVMAXの強さはもう一つのワザ「キョダイイチゲキ」にあります。
付いているエネルギーを全てトラッシュする必要があるものの、270ダメージを与えることができます。
また、複数のいちげきエネルギーでダメージが大きくなるためダメージは300を超え、VMAXでも基本ワンパンできます。
また、かかっている効果を計算しないため、相手のザマゼンタVの特性「ふくつのたて」やジュラルドンVMAXの特性「まてんろう」などのダメージを受けない効果や


キルクス温泉などの受けるダメージを変化させる効果を全て無視して攻撃することができます。

そのため、いざという時に「キョダイイチゲキ」を使えるような立ち回りをしたり、使わないことを前提に動く必要があったりと対戦相手に応じてある程度割り切った動きが求められます。
ちなみにウーラオスVのワザ「インパクトブロー」は非常に強力なのでブラッキーVの「げっこうのやいば」のダメージでは倒せないポケモンに使うのが良いです。

使い方・立ち回り
簡単にですが、このデッキの大まかな立ち回りを紹介していきます。
もちろん対戦相手のデッキによって動きは変わりますので、ここでは一般的な動きのみ紹介します。
難しい立ち回りがいらないため、非常にシンプルに戦うことができます。
デルビルとブラッキーVを序盤に出す
先程も触れたようにこのデッキはヘルガーを出し「いちげきのほうこう」を使うことが重要です。

そのため、このデッキではキャプチャーエネルギーを4枚採用しています。

キャプチャーエネルギーはポケモンに付けた時に山札からたねポケモンを直接ベンチに出すことができます。
この効果でヘルガーの進化前であるデルビルやメインアタッカーのブラッキーVを展開していきましょう。


ここでブラッキーVを出しておけば、2ターン目からブラッキーVMAXに進化して相手のベンチポケモンを倒していく動きもできます。

また、キャプチャーエネルギーを手札に加える手段としてはこのデッキではネズを採用しています。

山札から確定で悪ポケモンとエネルギー(基本・特殊問わず)を手札に加えることができるため、安定して展開することができます。
序盤だけではなく、ブラッキーVMAXやヘルガーなどをピンポイントで手札に加えることもできるため、どのタイミングでも活躍させることができます。
ブラッキーVMAXでワンパンできるポケモンを狙って倒す
2ターン目からはブラッキーVMAXに進化させて「ダークシグナル」を使って相手のベンチポケモンを入れ替えて倒していきましょう。

もし自分が先行なら相手が1ターン目に育てているポケモンを狙って倒すことができます。
このデッキではブラッキーVMAXを3枚、ボスの指令を2枚採用しているため、2ターン目以降は比較的相手のベンチポケモンをバトル場に入れ替えさせることができます。
そのため、バトル場のVMAXとは無理に戦わなくてもポケモンV、GXを倒してサイドを2枚ずつ取る2-2-2-プランを取ることもできますし
弱点を突ければ3-3プランも取れるので「どのポケモンをワンパンできるか」考えることでより早く決着をつけることができます。
あくの塔で手札補充
ポケモンカードはやはり手札の多さが重要です。
このデッキにはあくの塔というスタジアムが採用されていて、手札補充の役割を果たしてくれます。

手札の「いちげき」のカードを1枚トラッシュすることで2枚引くことができ、手軽に手札補充を行うことができます。
十分な数のヘルガーを出した後に追加でヘルガーを出すことは稀なので、ヘルガーをトラッシュして終盤にも重要な役割を持つブラッキーVMAXを引きに行ったり


手札のいちげきエネルギーを一度トラッシュして活力の壺で山札に戻してから「いちげきのほうこう」で付けたりなど様々な使い方ができます。

もし、トラッシュにあるポケモンが後々必要なら、ふつうのつりざおで山札に戻せば良いのでとにかく山札を引いていって理想の山札を作っていきましょう。

海外での使用率が高い理由
実は海外ではレギュレーション変更が日本よりも早く施行されていて、既にサン&ムーンシリーズのカードは全て使えなくなっています。
ちなみに日本では2022年1月14日(金)以降はサン&ムーンシリーズのカードつまりレギュレーションマーク「C」のカードは使用できなくなります。
スタンダードレギュレーション変更のスケジュールについて | ポケモンカードゲーム公式ホームページ
つまり、ミュウツー&ミュウGXやアルセウス&ディアルガ&パルキアGXが使えないということです。


そのため、海外ではデッキの分布が日本とは異なるため、「ウーラブラッキー」の使用率が高くなっているということです。
ちなみにこの使用率はミュウVMAXが収録されている海外の拡張パック「Fusion Strike」時での統計です。
なお、統計情報は海外サイト「Limikess TCG」というサイトで確認できます。
まとめ
今回は海外使用率トップのデッキの1つ「ウーラブラッキー」を紹介しました。
やること自体は非常にシンプルなため、ダメージ計算さえできるなら是非使ってみてはいかがでしょうか?
なお、「ダメージ計算が合っているのか心配…」という方はこれ一つで完璧、ダメージ計算を基礎から応用まで完全解説 でダメージ計算について解説しています。
また、他にも様々なデッキを紹介しているので是非見てみてください。
コメント
すいませんクロバットvとデデンネGXの代理のポケモンとかはあるでしょうか出来れば何故その2人を選んだのか教えてくださいm(*_ _)m
すいません2匹です
けけ様
ご質問ありがとうございます。
採用理由などについてはあくまでも主観であり、この記事を作成した当時のものになりますので、参考になるかわかりませんがご了承ください。
この2匹を採用した理由は主に
・序盤の展開
・終盤の手札補充
このデッキはヘルガーの特性でのいちげきエネルギーの供給が需要です。
そのため、アタッカーに加えて進化前のデルビルを最低限1匹は場に出しておきたいです。
場を整えるためにもそれぞれの特性を使って手札を増やしながら序盤の盤面づくりを行います。
また、終盤はブラッキーVMAXなどを引くために使います。
代用としては同じような役割で考えるなら
・ネオラントV
・マスタード いちげきのかた
・ヒガナの決意
などが考えられます。
デデンネGXの使えなくなったことで、序盤の盤面づくりにやや難がありますが、ハイパーボールなども使えるようになったため、是非最適な構築を見つけてみてください。
かるな