拡張パック「スターバース」はどんなパックなのか、購入するべきなのか疑問に思っていませんか?
ポケモンVSTARが新しく登場する拡張パックということもあり、一層気になりますよね。
この記事ではポケカ歴5年のプレイヤー視点から見て
- 「スターバース」はどんなパックなのか
- もし買うなら当たりカードはどれか
などを紹介していきます。
結論から言うと、スターバースには必須カードやタイプ特化のカード、今後活躍が期待されるカードなどが収録されています。
特にアルセウスVSTARは無色タイプのポケモンなので、どんなデッキでも活躍でき、初心者にもおすすめできます。
そのため、初心者から上級者問わずすべてのプレイヤーにおすすめできるパックです。
スターバースはどんなパック?
スターバースは通常の拡張パックでカードが5枚ランダムに入っています。
キラカードが確定しているVMAXクライマックスと異なり、キラカードは運が良くないと当たりません。
スターバースはこんな特徴があるパックです。
- ポケモンVSTARが初登場
- デッキを強化できるカードが多数収録
- レギュレーションが変更される
ポケモンVSTARが初登場
新しい要素「ポケモンVSTAR」が追加されました。

ポケモンVSTARはポケモンVから進化することができ、対戦中一度だけ使えるVSTARパワーを持っています。
ポケモンVSTARについてはまとめ記事でより詳しく解説しています。(現在制作中です)
デッキを強化できるカードが多数収録
スターバースには今後必須になり得る汎用カードから特定のタイプのデッキを強化してくれるカードが多数収録されています。
例えば、ネオラントVは特性「ルミナスサイン」で山札から好きなサポートを1枚手札に加えます。

ワザを使わなくてもベンチに出すだけで十分活躍できるポケモンなので、クロバットVと同じようにタイプを問わず使われていく1枚です。

他にもスタジアム「キャンプファイヤー」は炎デッキ専用のエネルギー加速ができるスタジアムなど特定のタイプ特化のカードなども収録されています。

レギュレーションが変更される
パックの特徴とは少しずれますが、ルール面で重要なので触れさせてください。
スターバースが発売される1月14日からスタンダードレギュレーションは変更され、収録されるカードは全てレギュレーションマークがFに変更されています。

レギュレーションについては「知らなかったでは済まされない?レギュレーションについて解説」で解説しています。
注目カード14枚
ポケモンV・VSTAR
シェイミVSTAR
シェイミVSTARはVSTARパワーで回復をし、ワザ「リベンジバースト」で終盤に大ダメージを与えることができます。

ワザのダメージが大きくなるのは中盤から終盤なので3~4枚をデッキに入れることは少ないですが、既存の草デッキに入れるだけで活躍してくれます。
リザードンVSTAR
リザードンVSTARはVSTARパワーでHPが高いポケモンVMAXもワンパンできます。

ワザ「ばくれつファイヤー」もダメカンがのっているという条件付きですが、230ダメージとポケモンVは基本ワンパンできます。
また、進化前のリザードンVもリザードンVSTARにはないワザ「やきつくす」でポケモンのどうぐをトラッシュできるので、相手のタフネスマントが付いているポケモンなどに積極的に使いたいです。


ネオラントV
ネオラントVは特性「ルミナスサイン」でその時々に合ったサポートを山札から手札に加えることができる今後必須になる1枚です。

これによってボスの指令やユウリなど今使いたいサポートを手札に加えることができます。


そのため、多くのデッキがネオラントVを採用し、デッキの構築に大きな変化をもたらします。
逆に言えばネオラントVを入れていないデッキという時点で苦しい戦いを強いられるということです。
私含め、絶対に1枚は入手しておきたいです。
ライチュウV
ライチュウVはポケモンVながらVMAXすらワンパン可能なワザ「ダイナミックスパーク」を持っています。

先行最初の番でも使えるワザ「ファストチャージ」によるエネルギー加速によって、ダメージアップにも貢献します。
そしてワザ「ダイナミックスパーク」は場の雷エネルギーを好きなだけトラッシュしてその枚数×60ダメージを与えることができます。
相性が良いのはモココの特性「エレキダイナモ」で、前の番にトラッシュしたエネルギーを再利用できます。

ただし、ワンパンできるとはいってもポケモンVMAXのHPに届かせるためには6枚の雷エネルギーが必要な点は注意
エルフーンVSTAR
エルフーンVSTARは相手の動きを制限しながら、大ダメージを狙うことができます。


ワザ「トリックウインド」はれんげきエネルギーなど現在流行っている特殊エネルギーを手札から出せないさせるので、現在の特殊エネルギー環境においては特に強く出れます。

もちろんポケモンのどうぐも手札から出せないため、相手からすれば非常に厄介です。


また、VSTARパワーであるワザ「わただまスター」はエネルギー1個で使えるものの、自身に付いているエネルギーの数×60ダメージと基本は180ダメージしか出すことができません。
そのため、「わただまスター」を使うタイミングでダブルターボエネルギーを付けるなど、瞬間的にダメージを上げる手段などがあるとより強く使えるでしょう。

ただし、弱点である鋼タイプはメタルソーサやドータクンによってエネルギーを操作するため、特殊エネルギーの制限を行っても止めきれず、倒されてしまう可能性は十分あります。


ドンカラスV
ドンカラスVは特性「どんのふところ」でポケモンのどうぐを4枚付けることができます。

通常1枚しか付けることしかできないポケモンのどうぐを4枚付けることができるので、付け方次第で様々な長所を得ることができます。
例えば、タフネスマントを4枚付ければHPは400まで大きくでき、こだわりベルトを付ければポケモンVに対してのダメージは+120されます。


ただし、頂きへの雪道など特性を無くす効果の影響を受けてしまった場合、ポケモンのどうぐが1枚になるようトラッシュしなければいけないため、一気に弱体化されてしまいます。

フライゴンV
フライゴンVは相手のバトルポケモンによってダメージが変化するワザ「ドラゴンインパルス」を持っており、ポケモンVMAXを弱点を突くことなくワンパン可能です。

320ダメージというとこくばバドレックスVMAXやレックウザVMAXをはじめとする多くのポケモンVMAXのHPに届きます。


しかし、ドラゴンタイプが故の草と闘タイプのエネルギーがそれぞれ必要だったり、ポケモンVMAX以外には160ダメージしか出せないため、用途は限定的です。
しかし、アルセウスVSTARを組み合わせることでエネルギー問題も解決できますし、アルセウスVSTARが倒せないポケモンVMAXにフライゴンVをぶつけるという組み合わせもあり得ます。

そのため、個人的にはどう使われるか今後気になる1枚です。
アルセウスVSTAR
アルセウスVSTARはVSTARパワーで好きなカードを2枚手札に加えることができ、ワザ「トリニティノヴァ」で攻撃しながらエネルギーを付けることができます。

特性「スターバース」を序盤に使えば、クイックボールなど盤面づくりに貢献できるカードを手札に加えることもでき、

終盤に使えばボスの指令など勝敗を決定づけるカードを手札に加えることができます。

ワザ「トリニティノヴァ」も200ダメージを与えながら山札から基本エネルギーを3枚も自分のポケモンVに付けられるので、一気に盤面を作ることができます。
また、アルセウスVSTARは無色ポケモンなので、どんなデッキに入れても活躍します。

おすすめは同じく収録されているリザードンVSTARです。
必要エネルギーが多く、必要なカードが多いので、序盤はアルセウス、後半はリザードンという戦い方ができます!
ポケモン
ドダイトス
ドダイトスは進化ポケモンを並べれば並べるだけ強力になるワザ「エボルプレス」を持っています。

多くのプレイヤーが注目している非ルールのポケモンで、特に特性「うらこうさく」と相性が良いです。

「うらこうさく」は1匹でも進化するとそのまま連鎖的に進化できることが最大の特徴で、「エボルプレス」のダメージを一気に上げられます。
また、ハヤシガメの特性「ひだまりのこうら」で草ポケモンを手札に加えることができます。

ミノマダム
ミノマダムは草、闘、鋼タイプの3種があり、それぞれトラッシュにあるポケモンの数だけ大きくなるワザ「マダムのいかり」をそれぞれ持っています。



必要エネルギーは3匹とも無色2個なので、相手の弱点を突きやすいです。
ただし名前も進化元も同じなので合計4枚までしか入れることができません。
そのため、戦略としてポケモンをトラッシュする前提であり特性「げんえいへんげ」によってトラッシュの1進化ポケモンを入れ替えることができるゾロアークと非常に相性が良いです。

ファイヤー
ファイヤーはダメカンがのっているとエネルギー1個で90ダメージを与えることができます。

ダメカンがのっている必要はありますが、マグマの滝壺で簡単にのせられるので条件を満たすのは簡単です。

ゴウカザル
ゴウカザルは山札の上から5枚を見て、その中のエネルギーの数×80ダメージ、最大400ダメージを与えることができます。

運要素が強いですが、カトレアとサバイバルセットで3枚は確定させることもできるため、使い方次第ではVSTAR顔負けのダメージを与えることもできます。


他にも様々な組み合わせがあり大ダメージを狙えるので、興味があればチャレンジしてみましょう。
エンペルト
エンペルトは特性「きんきゅうふじょう」でトラッシュからベンチに出せる面白い効果を持っています。

手札を0枚にするためにはハイパーボールなど手札をトラッシュするカードを使っていきましょう。

ちなみにハイパーボールなど山札からカードを手札に加えることができるカードは不確定情報なので、例え山札にポケモンがいても手札に加えないこともできます。
この不確定情報については別の記事で後日解説します。
マナフィ
マナフィは「なみのヴェール」によって相手からのベンチポケモンへのダメージから守れます。

ミュウのレギュ落ちによって新たに登場したベンチポケモンを守るための特性です。

また、HPが70と10大きくなったことで天敵だったクイックシューター2回からのワザ「ヨガループ」ではきぜつしないのは大きいです。


ヨノワール
ヨノワールは特殊エネルギーを自在に付けられることができる特性「スペシャルトランス」を持ちます。

ただし、特殊エネルギーの中にはフュージョンエネルギーのように特定のポケモンにしか付けることができず、付けた場合トラッシュされてしまう特殊エネルギーもあるため注意しましょう。

ルカリオ
ルカリオは特性「たけるとうき」によってエネルギーを付けながらワザ「れんぞくはどうだん」で大ダメージを与えることができます。

エネルギーをトラッシュしてしまうデメリットがありますが、HPが大きくないので基本次の相手の番にはきぜつします。
そのため、サイドの枚数やデッキに入れられるルカリオの枚数を考慮すると、ワザを使える回数には限りがあります。
また、特性「たけるとうき」だけでは十分なダメージを与えるだけのエネルギーを付けることはできないので、爆発的なダメージを与えるならサイトウなどを採用する必要があります。

しかし、サポートを使うため、手札を補充する手段がビーダルやチラチーノに依存するため、サイトウ型なら特性を止められてしまうと非常に苦しくなってしまいます。


ベトベトン
ベトベトンは特性「ヘドロード」によって相手のバトルポケモンがどくならにげるために必要なエネルギーが1個多くなります。

どくにする方法は様々ですが、にげるためのエネルギーが多くなることでポケモンいれかえが無ければバトル場から離れにくい状態になります。

また、にげるためのエネルギーが2個多くなるガラル鉱山を出すことで相手はさらににげるが使いにくくなるので組み合わせると相手の動きを制限できます。

逆にこちらはガラルマタドガスで特性「かがくへんかガス」で動きを止めたり、リーフィアVMAXのワザ「くさむすび」のダメージを大きくするなど様々な使い方があります。


ガブリアス
ガブリアスは特性「おんそくかいひ」によって、確定で320ダメージ分を与えることができます。

特性「おんそくかいひ」によって進化した時に使え、次の相手の番の終わりまでワザのダメージや効果を受けなくなるため、事実上1ターン無敵になれます。
しかし、「かかっている効果を計算しない」ワザのダメージ計算は行うため、ミュウVMAXのワザ「ダイミラクル」や
ビーダル
ビーダルはクロバットVと同等の手札補充役です。

クロバットVと異なり、手札を減らせれば1匹ずつ山札を引き進めることはできるので、打たれ弱いですが、使われる機会はありそうです。

トルネロス
トルネロスは特性「でたとこサイクロン」で相手のバトルポケモンいれかえさせることができます。

ボスの指令を使わずに相手のポケモンを入れ替えることができるので、サポートを温存できます。

トレーナーズ
ハイパーボール
ハイパーボールは手札を2枚トラッシュすることで、好きなポケモンを1枚手札に加えることができます。

手札のトラッシュはクイックボールなどの他に比べて多めですが、逆に言えば今回の対戦で使用しないカードを効率的にトラッシュしやすく、クロバットVの特性「ナイトアセット」で引ける枚数を増やすことができます。


今後デデンネGXとポケモン通信のレギュ落ちもあるため、手札をいかに減らして山札を引くかは重要な要素なので、クイックボールなどに比べてデッキに入る枚数は少なくなっていきますが必須になっていくであろう1枚です。


こだわりベルト
こだわりベルトはポケモンVに対してダメージを大きくしてくれます。

通常ならポケモンVをワンパンできないワザでも、こだわりベルトを付けることで届くことも多くなるでしょう。
例えば、アルセウスVSTARのワザ「トリニティノヴァ」のダメージが230まで大きくなるのでガラルファイヤーVなど多くのポケモンをワンパンできます。


今後多くのデッキに入る可能性が高く、対戦時は常にダメージが+30される可能性を考える必要があります。
シロナの覇気
シロナの覇気は自分のポケモンが前の相手の番にきぜつしているなら8枚も引けます。

特にきぜつする回数が多い非ルールのポケモンがメインのデッキと非常に相性が良いです。
使いやすさでは博士の研究に劣りますが、手札をなるべく温存したいデッキにはシバと同じく優先して入れたい1枚です。

博士の研究
博士の研究は言わずと知れた汎用サポートです。

もし持っていないなら今後も使われるので4枚は持っておきましょう。
キャンプファイヤー
キャンプファイヤーは炎エネルギーを1枚トラッシュすることで、山札の上7枚から好きなカードを2枚手札に加えることができます。

手札の炎エネルギーをトラッシュできるため、マグマの滝壺とも相性が良く、炎デッキには是非採用したいサポートです。

チェレンの気くばり
チェレンの気くばりは無色ポケモンと付いているすべてのカードを手札に戻せるサポートです。

回収ネットと異なり、付いているカードを全て手札に戻せるので、ふうせんや、エネルギーを手札に戻して再利用できます。


もちろんのっているダメカンは取り除かれるので、ワンパンされにくいポケモンVMAXとは非常に相性が良いです。

ボスの指令
ボスの指令は今後も必須になるサポートの1枚で、相手のベンチポケモンを自分で指定して入れ替えることができます。

終盤におけるHPが低いポケモンを呼び出してきぜつさせる使い方から、相手エネルギーが付いていないベンチポケモンを呼び出して時間稼ぎを行うなど用途は様々です。
初心者向けデッキによく入っているポケモンキャッチャーと入れ替えれば、確定で入れ替えができるようになるのでおすすめです。

ハマナのバックアップ
ハマナのバックアップはポケモンのどうぐ、スタジアム、特殊エネルギーを山札に戻せる唯一のサポートです。

どのカードも山札に戻す手段が少なく、再利用は基本的にできないものでしたが、このカードの登場によって+1枚分多く見積もることができるようになりました。
また、1枚だけの採用でもネオラントVの特性「ルミナスサイン」によって好きなタイミングで使えようになったのも大きいです。

崩れたスタジアム
崩れたスタジアムはお互いにベンチに出せるポケモンの数を4匹まで少なくするスタジアムです。

特にムゲンダイナVMAXの特性「ムゲンゾーン」がはたらいていても4匹しか出せなくなるため、ムゲンダイナVMAXデッキにとっては非常に厄介なスタジアムです。

また、1種類のアタッカーのみで構築される所謂「単騎構築」ではベンチに出すポケモンの数は構築の性質上少なくなるので相性が良いと言えます。
他にもベンチの「フュージョン」ポケモンの数だけ手札を引けるゲノセクトの特性「フュージョンシステム」を弱体化させることもできます。

マグマの滝壺
マグマの滝壺はトラッシュから炎エネルギーを付けながらダメカンをのせるスタジアムです。

今回収録されるリザードンVSTARやファイヤーはダメカンがのっていることでワザのダメージが強力になるので、積極的に使ってダメカンをのせたいです。


エネルギー
ダブルターボエネルギー
ダブルターボエネルギーはダメージが「-20」される代わりに1枚で無色2個の特殊エネルギーです。

しかし、ワザの効果では「-20」の影響を受けません。
例えば、チャーレムVのワザ「ヨガループ」はダメカンを2個のせるという効果なので、ダブルターボエネルギーの「-20」の影響を受けません。

そのため、今後あまり注目されていなかったワザもダブルターボエネルギーの登場によって注目を集めるでしょう。
まとめ
今回は拡張パック「スターバース」を紹介しました。
私自身注目しているカードも多く、汎用カードも多いので初心者にもおすすめできるパックであることは間違いありません。
是非手に取ってください!
コメント