公式ホームページの発表が来ました
発売まで2週間を切った拡張パック「一撃マスター」と「連撃マスター」。
公式から一部収録のカードが公開されました。
「いちげき」や「れんげき」のカードではないが、強力なカードも多数収録!ーポケモンカードゲーム公式ホームページ
今回は一撃マスターに収録される7枚のカードを考察していきます。
その他のポケカ記事はこちら
新カード考察
カプ・コケコVMAX

アローラの守り神がついにVAMXで登場しました。
ワザ「ダイショック」は自分のサイドが相手より多いなら相手ポケモンをマヒにできます。
特殊状態のひとつ。マヒになってしまったポケモンはワザ、にげるが使えません。持ち主の番の終わりのポケモンチェックで回復します。
つまり、マヒになったポケモンは事実上1回休みになります。
そのため、VMAX対面においてはサイド枚数が多いという条件下ではありますが、一方的に2回分のダメージを与えてきぜつを狙うことができます。
特に終盤サイド差がある状況が作り出せればチェックメイトです。
相手はにげる以外の手段でポケモンを入れ替えるか、マヒを回復させるなど狭い突破口を抜けなければ負けてしまいます。
また、VMAXは一撃でのきぜつが難しい特徴があります。
そのため、たとえきぜつを免れても次の番にまたマヒを押し付けられるでしょう。
対策として進化前であるカプ・コケコVを進化させないようにすることが重要です。
他にも、にげる以外の場の入れ替え手段を用意しておくことでマヒを回復させ攻撃に転じることも可能です。
しかし、新拡張パックのメインタイプは闘タイプです。
弱点を突かれ続ける状況下では大会で大きな結果を残すことは難しいでしょう。
カプ・コケコV


以前収録されていたものが手札加速役として活躍していました。
ワザについて考察します。
ワザ「スパイラルサンダー」は相手の場のエネルギーの数×40ダメージ与えられるワザです。
特に最近はワザを使うのに必要なエネルギーが多い傾向いあります。
例えば、現在よく見るザシアンVはエネルギー3個必要です。
それを想定すると140ダメージ以上が期待できます。
しかし、対抗馬としてスターターセットV 雷に収録されるカプ・コケコV(右側)のワザ「サンダーボルト」は要求エネルギーが同じで200ダメージです。
最低でもこのダメージを超えられるようなダメージを出せるようにしたいところです。
つまり、相手依存のワザ「スパイラルサンダー」は相手のデッキによってはあまり期待できません。
また、スターターセットVのカプ・コケコVはワザ「スパイクドロー」で手札補充もできるため、使いやすいです。
カプ・コケコVMAXメインで使うなら場合に応じた火力役として数枚採用されるかもしれません。
ミミッキュV

ゲームのような特性を引っさげて登場しました。
特性「ダミードール」はベンチに出たとき、次の相手の番まで相手のポケモンからのワザのダメージを受けません。
ゲームさながらの受け特性ですね。
しかし、基本的にこの特性が活きる場面は限定的です。
この特性はベンチに出たタイミングに使います。
しかし、基本ワザを受けるのはバトル場です。
つまり、最大限活かすならミミッキュVがバトル場にいなければいけません。
別の手段としてきぜつ後のカウンターが挙がりますが
対抗馬として非GX、Vの「ズガドーン」がいるので、カウンターを目的にすることは難しいでしょう。
ワザ「うらまむひとみ」は最大150ダメージ分のダメカンをのせることが出来ますが、対象はバトル場のみ。
好きなように乗せられれば、フィニッシャーとしての望みがありました。
新弾ではれんげきウーラオスVMAXがベンチに対してダメージを与えてきます。
そのため、この特性は非常に効果的ですがワザの弱さからトップメタになることはないと考えています。
ドータクン

特性「○○トランス」が帰ってきました。
タイプ専用特性のひとつ。場についている指定のタイプのエネルギーを好きなように付け替えることが出来ます。過去には超エネルギー専用の「サイコトランス」やフェアリータイプ専用の「フェアリートランス」などがありました。
エネルギーを大量に付けることができるポケモンと相性が良く、必要な時に必要なだけエネルギーを付け替えられるため非常に優秀な特性です。
鋼タイプは現在手札補充とエネルギー加速ができる「ザシアンV」が入るデッキがほとんどです。
また、トラッシュの鋼エネルギーをベンチポケモンに付けることができるグッズ「メタルソーサー」があります。
この2種のエネルギー加速手段に+αで付け替えが合わさることで鋼タイプ全体の強化が期待できます。
ザシアンVに付けすぎたエネルギーを別のポケモンへ
メタルソーサで回収したエネルギーをバトル場のポケモンへ
このように、よりザシアンV以外の鋼タイプのポケモンが活躍できるようになったことは非常に大きいと思います。
しかし、れんげきウーラオスVMAXが120ダメージをベンチにも飛ばしてくるため良い的であることは否めません。
オコリザル

「いちげき」の新カード
2つのワザがどちらも強力です。
ひとつずつ解説します。
ワザ「フィールドクラッシュ」は場に出ている”相手の”スタジアムをトラッシュします。
相手が有利になるスタジアムや「混沌のうねり」のような自分が不利になるスタジアムをトランスできることが強みです。
魅力的なのは”相手の”という部分です。
オコリザルは自身のスタジアムをトラッシュしないため、状況有利を保ちつつワザが使えます。
2つ目のワザ「ガチギレボンバー」は自分のダメカンがのっているベンチポケモン×50ダメージを与えることができます。
特に今回同じく収録されるヘルガーの特性によりエネルギーを付けるたびにダメカンがのります。

そのためヘルガーが働くたびに50ダメージずつ増えることになります。
非GX、Vの中では今後の強化も見据えると優秀なアタッカーになるのではないかと思います。
フウロ

ザマゼンタV絶対ボコるマン。
この番だけ「ポケモンVMAX」が使うワザのダメージが相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しなくなります。
このカードの登場によりVMAXのデッキがザマゼンタVにボコボコにされる可能性が低くなりました。
これにより、3神ザシアンは「VMAXデッキ相手ならザマゼンタV出しておけば勝てるでしょー」
という考えをこれ1枚で粉砕できます。
そのため、ザマゼンタVを一撃できぜつできる火力のあるVMAXデッキはマストで採用でしょう。
シバ

「いちげき」がついたサポート
手札を全て山札に戻し、その後4枚引けます。
また、前の番に自分のポケモンがきぜつしていれば7枚になります。
対抗馬として手札を山札に戻すカードで優秀なのはマリィでしょう。
相手の手札を操作しつつ、手札の入れ替えも行える点は非常に評価できます。
そのため、基本的に4枚しか引けないこのカードには”「いちげき」のカードである”という点が大きな差別点です。
これを活かせるカードが出てくれば採用の余地はありますが、現状のカードリストではマリィ一択でしょう。
あなぬけのヒモ

再録きましたね。
対象こそ選べないものの相手の入れ替えと自分は「ポケモンいれかえ」ができる点が大きな魅力です。
さらにグッズである点が大きく、相手ベンチポケモンを引っ張り出しつつ、サポートを使えることが非常に強力です。
タイムリーなザマゼンタVをどかすことや相手の妨害まで幅広くこなせるのは良いですね。
れんげきウーラオスVMAX、強くね?
今回は1月8日に公式サイトで公開された、拡張パック「一撃マスター」に収録されるカード7枚を紹介しました。
紹介していて感じたのはれんげきウーラオスVMAXが先程紹介した「ドータクン」などベンチでサポートする役割のポケモンを一撃できぜつさせられることです。
むしろ一撃なのはれんげきウーラオスVMAXなのでは…
新弾の情報はこちらにまとめています!
また、新カードの発表と共にカードショップの価格変動が起きることも予測させます。
遊々亭などでチェックしてみてはいかがでしょうか?
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