※この記事は2020年12月24日時点での情報のみで執筆しています。→1月23日記事に加筆、修正し更新しました。
いちげき・れんげき専用のカード
1月22日(金)発売の拡張パック「一撃マスター」、「連撃マスター」に収録されるサポート
マスタード いちげきのかた、マスタード れんげきのかた


手札にこのカードしかない場合のみ使うことができます。
条件を持ったカードは使うことができれば強力な効果を使うことができます。
新しい環境に向けてこの2枚をどう使っていくか、類似していたカードがどのように使われていたかを紹介します。
そして最後にどう使っていくべきかを考察します。
その他ポケカ記事はこちら
類似カード
アオギリの切り札

かつて「あたりちらすギャラドス」デッキの核となっていた1枚
マスタード同様、手札がこのカードのみの時にしか使えません。
トラッシュから進化ポケモン問わず水タイプのポケモンをベンチに出すことができます。
当時はハイパーボールなど手札をコストとするカード、バトルコンプレッサーなど使うと手札を減らしつつトラッシュのカードを増やすカードを使い手札を減らしていく立ち回りでした。
「あたりちらすギャラドス」デッキの強みとして、アオギリの恩恵で進化元であるコイキングを重ねる必要がないため、安定した高いダメージを非GXながら出せました。
また、デッキの特性上手札を減らすことを目的としているカードが多いため、序盤から終盤にかけてアオギリの切り札を何度も使うことができていました。
マツブサの隠し玉

次に紹介するのはマツブサの隠し玉
マスタード同様、手札がこのカード1枚のみの時にしか使えないカードです。
先述したアオギリの切り札同様、トラッシュから闘タイプのポケモンを1枚選びベンチに出すことができます。
また、殿堂レギュレーションではアーケオスと組み合わせることでお互いの手札から進化ポケモンを出せなくすることができます。

私自身、殿堂レギュレーションは詳しくなかったので新しい発見です。
「ポケモンカードゲームDP」シリーズから、最新の「ポケモンカードゲーム ソード&シールド」シリーズまでのカードが使用可能なルール。
「殿堂ポイント」というポイントを持つカードが一部に割り当てられており、これらを使用する場合はデッキ内で合計4ポイント以下にする必要がある。
驚いたことにこの組み合わせ、他のデッキテーマでも使われているのです。
実際特性が非常に強力なので使われて当然だと感じました。
特にたねポケモンが中心のデッキにおいては相手だけを一方的にロックすることができます。
これを機に殿堂レギュレーションの大会への興味を持てました。
類似カードからの考察
当時に比べトラッシュすることが難しくなった
先程紹介した2枚のカードが活躍していた当時との大きな違いがあります。
それは容易にトラッシュができなくなったことです。
特にバトルコンプレッサーの有無が大きく感じます。
当時、アオギリの切りとマツブサの隠し玉はトラッシュから任意のポケモンをベンチに出すため
バトルコンプレッサーは引いたら使っておくだけで目的のポケモンをトラッシュに準備することができます。
また、メタカードとして採用したものの刺さらないカードを肝心な場面で引いてしまう事故を防げます。
デッキを減らすことで、安定感が増すため条件が限られる不安定なカードでも簡単に使えるようになります。
先行を取るか後攻を取るか
ルール変更により先行プレイヤーの最初の番はサポートが使用できなくなりました。
そのため、マスタードを後攻1回目の番に使うか否かによって先行か後攻かを考える必要があります。
しかし先行後攻を決める時点では手札のマスタードの有無はわかりません。
後攻を取ってもマスタードが無ければアドバンテージを最大限に生かすことはできません。
ですが、確実に手札に加える手段があれば後攻最初の番からのマスタードは強力です。
手札をどう減らすか
公式YouTubeチャンネルでは相手の「マリー」や「リセットスタンプ」の後だと使いやすいとコメントされていました。
しかし、これらのカードは相手が不利な状況で一般的に使われるカードであり、それまでこちら側は”待ち”の姿勢でいる必要があります。
能動的に使っていかなければ勝ちを取ることは難しいです。
そのため、番中に何枚でも使えるグッズは手札を減らすカードの筆頭となります。
これらは手札を減らしつつ次に手札を減らす手段を得られるため挙げました。
特にサーチカードの類は魔法の言葉「対象なし」を使えるため、確実に手札を減らす手段になります。
カードゲーム全般で使われる用語。山札を見て特定のカードを手札に加えることができる効果を持ったカード全般を指します。
何を出すか
いちげきの場合
いちげき・れんげき共にウーラオスVMAXをテーマとすると
異なるタイプを持ったサポート役のポケモンが挙がるでしょう。
いちげきの場合ではヘルガーがベストでしょう。

ヘルガーはコンスタントなエネルギー供給が行えるのが魅力的です。
また、メインである闘タイプが不利になる超タイプに対して弱点を付けるため、タイミングによってはバトル場に出てある程度火力を出すことが出来ます。
ヘルガーがバトル場に出ることを想定するとエンブオーの特性による火力貢献が大きなものになります。

エンブオー1枚でいちげきエネルギーと基本闘エネルギーがついたヘルガーがワザを使うと
(50 + 30 +20 )× 2 = 200ダメージ
エンブオー1枚で最低火力が大きく変わるため入れるべきでしょう。
対戦中の流れとして、ヘルガーを常に1枚以上ベンチに置くことで継続的にエネルギー供給し
火力が欲しいタイミングでエンブオーを出し、きぜつを狙うのがベストであると現時点では考えられます。
ですがそれには進化が必要で、マスタード前提でデッキを構築することが求めらるでしょう。
れんげきの場合
オクタンがベストでしょう。

特性「れんげきサーチ」により、各番1回しか使えないものの状況に合わせた立ち回りが可能になります。
また、次の「マスタード れんげきのかた」にも繋がるため、いちげきに比べ自由度は高いでしょう。
しかし、現時点での発表ではオクタンのみをサポート役として起用するならば、素直にテッポウオとしんかのおこうを入れてマスタードを抜く構築もありだと思っています。
実際に構築してみないと見えない部分も多い
今回はマスタードの使い方を考察しました。
実際に使ったことはないため、使用感などもありません。
そこから見える部分も多いですし、早く使ってみたいです。
コメント