9月12日に発表された「スタートデッキ100」にハイパーボールが再収録されることが明らかになり、SNSではトレンドにもなりました。
しかし、最近ポケモンカードを始めた初心者の皆さんにとってはハイパーボールのすごさについてパッとしない方もいると思います。
そこで今回はハイパーボールの強さを解説していき、なぜここまで盛り上がりを見せているのかについて知ってもらえればと思います。
ハイパーボールの効果

種類 | グッズ(自分の番に何枚でも使える) |
効果 | 手札を2枚トラッシュしなければ使えない 山札からポケモンを1枚選んで手札に加えて山札を切る |
ハイパーボールは山札を見て任意のカードを手札に加えることができるいわゆる”サーチカード”の1枚です。
過去シリーズで収録されていたためSNSなどで盛り上がっているユーザの多くはハイパーボールを実際に使ってきた人たちです。
優れている6個の理由
1.どのポケモンでも選べる
1つ目はハイパーボールの最大の特徴であるどのポケモンでも手札に加えることができる効果です。
現在のポケモンを手札に加えるカード、いわゆる”サーチカード”には
たねポケモンのみが対象のクイックボールや

進化ポケモンのみが対象のしんかのおこうなどがあります。

対してハイパーボールはこの2枚と違い、今欲しい欲しいポケモンをピンポイントで手札に加えることができるため、いつ引いても使いやすい1枚です。
「進化ポケモンを出すためにしんかのおこうが今欲しいけどクイックボールを引いてしまった」
そういった場面はよくあると思います。
しかし、ハイパーボールなら好きなポケモンを選べるため、手札さえあればいつ引いても使えます。
非常に使いやすく、汎用的なカードであると言えます。
2.効率よくリソースを減らせる
ハイパーボールを使うには他のグッズよりも多い2枚トラッシュが必要です。
しかし、この2枚トラッシュこそが多くのプレイヤーに好まれる理由の1つであると言えます。
”サーチカード”の主な役割は前半は場にポケモンを並べていくため
後半は山札からボスの指令などの試合を決めるカードを引きやすくするために使われます。

そのため、より多くのカードをトラッシュすることができるハイパーボールは後半のボスの指令などを引きやすい状況を作りやすいです。
また、現在のデッキの多くは特定のデッキへのメタカードが多く、必要ないカードはなるべく早くトラッシュし、後半で強い山札を作ることに貢献してくれます。
3.ポケモン通信と比べて理想的な山札を作りやすい
ポケモン通信と比べることでハイパーボールはよりその優秀さが目立ちます。

ポケモン通信は手札にあるポケモンを1枚選んで山札に戻すことで山札から好きなポケモンを手札に加えることができるグッズです。
前提としてポケモン通信は手札にポケモンがいなければ使えません。
「手札にポケモンさえあればサーチできるのに…」
という経験は使ったことがある方ならあると思います。
しかし、ハイパーボールなら手札が種類問わず手札が2枚あれば使えます。
そのため、ハイパーボールを含めて手札が3枚あればそこからさらに動くことが可能です。
クロバットVを出して手札を増やすも良し、後続のポケモンを出すも良しです。

また、対戦の終盤にポケモン通信を使うのは山札にあまり出番のない可能性のあるポケモンを戻さなければいけないという場面も発生するでしょう。
例えば、終盤にベンチへの攻撃を行わないデッキとの対戦でミュウをポケモン通信で山札に戻した場合

いざという時に山札からミュウを引いてしまうリスクを抱えてしまいます。
こういった場面にハイパーボールを使って事前にトラッシュすることができれば、山札を減らしながら今必要なカードのみに絞ることができます。
4.V-UNIONが使いやすくなる
発表当初こそ微妙な評価を受けていたV-UNIONですが、ハイパーボールによって出しやすさに天と地の差が生まれました。

理由の1つとして、手札に加えることができる数少ないカードであることです。
現在V-UNIONを手札に加えることができるグッズはそっくりベルくらいです。

しかし、ハイパーボール対象はポケモンであればなんでもよいためV-UNIONを手札に加えることができる数少ない手段です。
そしてもう一つの理由が手札からのトラッシュが可能であることです。
ポケモンを並べずに手札からトラッシュすることができる手段であるためより出しやすくなるでしょう。
「V-UNIONの右上と右下をトラッシュして左上を手札に加える。」
そんな動きも可能です。
これにより従来より早くV-UNIONを場に出すことができるでしょう。
5.クロバットVやゲノセクトVでより多く山札を引けるようになる
クロバットVゲノセクトVなどが持つ「手札が〇枚になるように山札を引く」という効果の特性はハイパーボールの恩恵をフルに受けることができます。

例えば、手札がハイパーボールを含む3枚の場面
ハイパーボールを使って、ゲノセクトVを手札に加えてベンチに出して特性を使うだけで山札を6枚引くことができます。
クイックボールで同じことを行う場合、手札が2枚の状態から行わないといけないため、出すことができないカードだったりした時には山札を5枚しか引けません。
これが積み重なることで結果的に終盤では要求札を引きやすい状況につながるのです。
6.トラッシュを利用しやすくなる
トラッシュにあるカードも利用してこそのポケモンカードですが、昨今はトラッシュ手段の少なさが特徴的な環境だったため上手く使いことせなかったカードも多くいます。
例えば、ビクティニVのワザ「ひろがるほのお」はトラッシュにある炎エネルギーを3枚自分のポケモンに付けることができます。

理想は後攻1回目の番に炎エネルギーを3枚付けることですが、現在はトラッシュ手段の乏しさから後攻1回目の番から3枚付けることは難しいです。
しかし、ハイパーボールの登場によって、トラッシュを頻繁に行えるようになり、ビクティニVのようなトラッシュを利用するカードたちはより脚光を浴びるでしょう。
まとめ
今回はハイパーボールの再録にあたり、ハイパーボールが優れたトレーナーズであるといわれる6つの理由を紹介してきました。
- どのポケモンでも選べる
- 効率よくリソースを減らせる
- ポケモン通信と比べて理想的な山札を作りやすい
- V-UNIONが使いやすくなる
- クロバットVやゲノセクトVでより多く山札を引けるようになる
- トラッシュを利用しやすくなる
どの理由もデッキの構築を変える大きな要因となるでしょう。
また、ハイパーボールは以前からあるカードなので入手手段は豊富です。
遊々亭などのカードショップでも比較的安価に入手できるので是非一度チェックしてみてください!
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