先日ポケカ公式チャンネルでパンプジンデッキが紹介されていました。(動画はここから見れます)
元々非常に面白いカードだと思っており、公式チャンネルでフィーチャーされたことから
自分が組んだらどうなるかなと思い、作成したので紹介していきます。
デッキレシピから始まり、採用カードについて、不採用カードについて、デッキとしての立ち回り、他非GX・Vデッキとの違いについて触れていきます。
目次からそれぞれの項目に飛べるので飛ばし見したい方はそこからどうぞ。
デッキレシピ

パンプジンのワザ「ひゃっきやこう」を使って非GX・Vのポケモンながら最大360ダメージを与えてきぜつさせ、サイド差を付けながら戦います。
原案は先日、公式チャンネルで使っていたパンプジンデッキでライチュウ梅川(@raichumkw)さんが紹介していたものになります。
【パンプジン デッキ】
— ライチュ梅川【ポケカ公式ch】 (@raichumkw) August 5, 2021
ひゃっきやこうのダメージUPのため汎用性の高い超ポケモンを中心に採用。
相手を倒せるかが不確定なので
ホミカ+マタドガスでダメカンをばら撒いたり
倒し損ねたポケモンVMAX等をジュペッタの特性で退化させて倒せるようフォローしてます。#ライチュの毎日デッキ紹介 pic.twitter.com/HrdKtCerR9
ポケモンについてはほとんど同じカードに落ち着きましたが、一部採用枚数の差があるのでそこについては後々触れていきます。
採用カードと枚数
デッキを作るにあたり、各カードの採用枚数と採用理由について解説します。
また、このレシピを作るにあたり候補に挙がったカードや原案で使われていたけど採用していないカードは不採用カードとその理由にて解説しています。
パンプジン・バケッチャー各4枚
メインアタッカーのため、各4枚採用
また、採用エネルギーの関係から他のポケモンは攻撃できないため毎回ワザ「ひゃっきやこう」を使える状況にすることはマストです。
バケッチャの特性「かぼちゃのあな」によってスタジアム前提で動くデッキの動きを制限できます。
マタドガスー4枚
超ポケモンでより山札を引けるホミカを採用したため、一緒に4枚採用
特性「ぶっとびボム」によってベンチにダメカンをばら撒けるため、後述するミミッキュやジュペッタと相性が良いです。
ただし、進化元のドガースは理由があり、不採用です。
ミュウツー2枚
トラッシュに行ってしまったサポートを再利用できる特性「マインドリポート」を使うために2枚採用
ワザ「ひゃっきやこう」で超ポケモン以外はトラッシュしてしまうため、対戦において重要なボスの指令などをトラッシュしてしまう可能性が十分あり得ます。
これらの欲しいサポートを山札上に持っていくことで動きやすくします。
サポートを置くのは山札の上なので、ヤレユータンやオドリドリGXと組み合わせることでトラッシュから最適なサポートを手札に持ってこれます。
ジュペッタ・カゲボウズー各2枚
特性「たいかののろい」を使ってワザ「ひゃっきやこう」できぜつし損ねたポケモンを退化させるため2枚ずつ採用
退化したポケモンはHPが低くなったことによってきぜつした場合、サイドを取ることができます。
また、この時にサイドを取った場合はそのまま自分の番を続行できるのも強みです。
ジュペッタでもレベルボールに対応しているため、欲しい時に出すことができます。
ミミッキュ(特性「シャドーボックス」)ー1枚
ミュウツー&ミュウGXやジラーチGX、オドリドリGXなどの特性を使えなくすることができるため1枚採用
ダメカンがのっている必要があるため、マタドガスの特性「ぶっとびボム」などを使ってダメカンをのせます。
ミミッキュ(特性「いやしジャマー」)ー1枚
こちらはマオ&スイレンのメタとして1枚採用
このデッキはパンプジンのHPがかなり低いので、耐えられて回復されてしまうと後手に回ります。
そのため、特性「いやしジャマー」で回復ができないようにします。
ミュウー1枚
低HPのポケモンを使うなら、ほぼマストで1枚以上は採用します。
特にこのデッキはワザ「キョダイレンゲキ」でパンプジンを巻き込みながらきぜつさせられてしまうので、気を付けなければいけません。
ただし、クイックシューターとヨガループの餌食になるので出すときにはお気を付けて…
ギラティナー1枚
特殊エネルギー環境なので1枚採用
現在は特にキャプチャーエネルギーの採用も多いため結構刺さるタイミングはあると思っています。
ヤレユータンー2枚
公式チャンネルでは1枚でしたが、2枚の採用。
手札の超ポケモンを山札の上にすることで60ダメージを安定して出せるようになるため、所謂最低保証になってくれます。
また、ミュウツーの特性「マインドリポート」で山札の上に置いたサポートを自主的に回収できるので様々な動きを支えてくれます。
オドリドリGX-1枚
公式チャンネルでは2枚でしたが、逆にこちらは1枚採用です。
理由としては低HPのポケモンGXであることです。
非GX・EXのデッキの強みであるサイドを取られる枚数が少ないメリットをつぶしてしまうのではないかと感じたため枚数を減らしました。
代わりにヤレユータンを採用していますが、縦引きできない代わりにサーチカードを多めに採用しています。
クイックボールー4枚
たねポケモンも多いため、安定の4枚採用
最近は枚数が変動するデッキも出てきましたが、調整の結果でそうなるため基本は4枚でいいと思っています。
主にヤレユータンやオドリドリなどのマストでベンチに出しておきたいポケモンを手札に加えます。
しんかのおこう―4枚
状況に合わせて対象を選べます。
ホミカが手札にあるならマタドガスを手札に加えたうえで特性「ぶっとびボム」を使ったり、パンプジンが出ていないなら優先的に出します。
ただし、ミュウが出ていないタイミングやミュウをヨガループできぜつさせられてしまうのならむやみに進化するときぜつさせられるので注意しましょう。
スーパーボールー4枚
この枠は原案にはなく、4枚の採用です。
原案ではポケモン通信でしたが、スーパーボールは山札の上から7枚という不確定情報からポケモンを加えるため「対象無し」が使えます。(ポケモン通信は手札からポケモンを戻しているため使えないはず)
対象無しを使うメリットは主に
- 手札に無くても良い(自引きしたい・山札に残しておきたい)ポケモンを手札に加えずに済む
- クロバットVなど「○○まで引く」などの効果でより引きたいカードを引けるようになる
などが挙がります。
また、手札にあるグッズを使わずにいると相手がリセットスタンプなどの手札操作によって山札に戻ってしまします。
特にワザ「ひゃっきやこう」は山札の超ポケモンの密度が高いほど最大ダメージの期待値が高まります。
そのため、なるべく手札にあれば使っていきたい1枚です。
ポケモンキャッチャー・グレートキャッチャーー2枚・1枚
こちらも原案になく、2枚と1枚の採用
一般的に多くのデッキの非GX・Vデッキへの対処法として、非GX・Vのポケモンを出してクッションにしてきます。
そのため、こちらのデッキの取りたいプランとしては相手がベンチで育てているGX・Vをベンチからバトル場に引きずり出してきぜつさせてよりサイド差をつけたいです。
また、このデッキは博士の研究やホミカなどでより多くの山札を引きたいため、サポートでボスの指令を使う余裕はないのではと考えています。
よってベンチのポケモンを引きずり出す手段としてグッズであるポケモンキャッチャーとグレートキャッチャーを採用しました。
回収ネットー1枚
原案では2枚ですが、こちらは1枚の採用
理由として動画を通して欲しいと感じたタイミングが少なかったためです。
また、主に使う対象としてミュウツー、ジュペッタ、ギラティナですが良く組み合わされるメッソンラインと比べて出して得られるメリットに安定性がないので枚数を減らしました。
ふつうのつりざお―1枚
デッキ内のポケモンの密度を高められますが、基本エネルギーがデッキ内にないため原案より少ない1枚の採用
しかし、逆に考えれば基本エネルギーを戻すとダメージの期待値は落ちるため、2枚採用でも理にかなっているかなと感じています。
ここは調整次第で枚数を変えても良いかなとも思っています。
ふうせん―2枚
安定の2枚採用
主にヤレユータン、オドリドリGXなど場に残りやすいポケモンに付けます。
はかせの研究-4枚
デッキをより掘り進めるために原案と同じく4枚採用
ホミカー2枚
博士の研究と同じく引ける枚数が多いサポート
事前にトラッシュが必要なので使いづらさはあり、調整次第では大きく構築を変える必要が出てくるかもしれません。
タケシのガッツー1枚
デッキ内のポケモンの密度を高められる反面、山札を掘ることはできないため原案より少なく1枚の採用
但し、1回でも使えれば強いと思っています。
ボスの指令-1枚
あれば強いということで1枚採用
どちらかと言うとドロサポを優先させたいです。
ツインエネルギー・トリプル加速エネルギーー各4枚
超エネルギーを加速できるような特性はないため現時点場はこの2枚に頼るしかなく、4枚ずつの採用
不採用カードとその理由
公式チャンネルで使用されたデッキで今回構築しなかったカードと、構築時に候補に挙がったけど採用しなかったカードを紹介理由を解説します。
また、デッキ自体は完成しきっていないため、入れ替え候補でもあると捉えていただければと思います。
ドガース
公式チャンネルで紹介されたデッキでも採用されていないですが、理由はクチートGXであると考えています。
クチートGXの特性「みわくのウインク」は相手の手札を見てその中からたねポケモンをベンチに強制的に出させるという効果を持っています。
そのため、ホミカでトラッシュしたいのにクチートGXによって強制的に場に出されても置物になってしまうため不採用としました。
チラチーノ
特性「やりくり」で山札をより掘り進めたいと思い候補に
HPがレベルボールに対応しているため、採用を考えていましたがデッキ内の超ポケモンの密度が低くなるのとレベルボールの不採用も相まって不採用となりました。
デデンネGX・クロバットV
非GX・Vデッキの利点をつぶすと考えて公式チャンネルでのデッキと異なる不採用
また、デッキの超ポケモンの密度を下げることも理由の1つ
レベルボール
HP90以下のポケモンがあまり多くなく、キーカードであるパンプジンも対象でないため不採用
デッキの潤滑油となり得るポケモンがいれば採用していました。
ポケモン通信
スーパーボールで触れたようにデッキにポケモンを戻してしまうため、山札を掘るという意味ではポケモン通信は劣るのではないかと考え不採用としました。
ここはかなり調整次第で変わると考えています。
ポケギア3.0
サポートが少なく、ポケモンが多いため当初は採用したいと考えていました。
しかし、枠が足りないため採用を断念しました。
もしポケギア3.0を採用するならヤーコンをいれて超ポケモンを少なめにする構築になると思っています。
レスキューキャリー
レベルボールと同じくHP90以下のポケモンを手札に加えてもあまりアドバンテージを得ることができないため、不採用としました。
パンプジンがHP90以下なら間違いなく採用していました。
ともだちてちょう
山札の超ポケモンの割合を落とすため不採用。
デッキ内の超ポケモンの割合を保ちつつ簡単に手札に加えることができるミュウツーの方がこのデッキでは優れていると考えています。
シロナ&カトレア
トラッシュにあるサポートを手札に加えつつ、山札を引けると考えましたが、使う余裕がないかなと感じ不採用。
手札にサポートが戻ったタイミングでマリィなどを使われたら悲しくなるのでやっぱりミュウツーの方が良い気もします。
ヤーコン
今回作成したデッキに対してヤーコン型というデッキを作ることができるのではと考えています。
ヤーコンは山札の上から7枚のうちグッズを手札に加えることができます。
そこからさらにボール系のカードやタッグコールなどで山札の枚数を一気に少なくしワザ「ひゃっきやこう」のダメージの期待値を大きくする型です。
爆発力がある反面、キーカードをヤーコンでトラッシュしてしまうリスクはありますが、この文章を書いていて楽しそうだなと感じたので別記事で紹介できたらと思います。
スタジアム全般
バケッチャの特性でトラッシュしてしまうため不採用
動き方
このデッキの動き方を紹介していきます。
先行・後攻
先行一択です。
ワザ「ひゃっきやこう」を使うためには進化が必要なので相手の準備が整う前に1回はダメージを与えて、あわよくばきぜつを狙っておきたいです。
ただし、バケッチャは後攻1回目の番で十分きぜつ可能な低いHPのためデッキによりますが、バトル場には他のポケモンを出しておいて次の番に入れ替えるのが良いと思います。

特に多くのデッキで使われているブラッキーVのワザ「くろいまなざし」は弱点を突いてくる上に逃げられなくなるため、どのポケモンをバトル場に出して番を渡すかが難しいです。
基本プラン
やることはシンプルで山札の枚数を博士の研究やホミカでどんどん減らし、最終的には山札が超ポケモンだけの状態に近づけます。
超ポケモンは妨害に優れた特性を持つポケモンが多いため、状況に合わせてそれらのポケモンをベンチに出して妨害を行います。
例えば、特殊エネルギーを使うデッキにはギラティナの特性「じぜんのかぎづめ」
ミュウツー&ミュウGXを使うデッキにはミミッキュの特性「シャドーボックス」などです。
これらのポケモンで妨害しつつワザ「ひゃっきやこう」を使っていきます。
まとめ
今回はパンプジンデッキを紹介していきました。
あくまでも原案を少し改造した程度のデッキであるため、今後の研究次第ではデッキの内容が大きく変わるかもしれません。
是非皆さんの手で面白いデッキに仕立ててもらえればと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
他にも色んな記事を書いているので是非覗いてみてください。
また、Twitterのフォローと下のハートマークを押してくれると嬉しいです!
コメント