「エボルコントロール」+ ソルガレオ&ルナアーラデッキを使ってみた

今回、一緒に普段ポケカをしているシノさんからデッキをお借りして実際にエボルコントロールデッキを使ってみたので考察をしました。
デッキ作成の参考になれば幸いです。
デッキレシピ

シノさんデッキレシピ提供ありがとうございます!
コンセプトとしてはソルガレオとルナアーラを並べ、強力な特性を使って戦います。
ソルガレオは特性「にちりんのそうこう」でルナアーラが場にいると「-50」できます。
同じくルナアーラは特性「がちりんのめぐみ」でソルガレオまたはルナアーラにエネルギーを2枚付けることができます。
テキストが”エネルギー”とあるため、特殊エネルギーも選べます。
そのため、イオルブで使うツインエネルギーやトリプル加速エネルギーを付けられるのは魅力的です。
本来進化前が同じで出しにくいのが欠点でした。
しかし、イオルブの登場によってセオリー通りではない構築が可能となりました。
さらに一緒にギルガルドを並べるとソルガレオとルナアーラの受けるダメージは「-80」されます。
また鋼メインということでザシアンVも採用し、ソルガレオ以外の攻撃手段を用意しています。
実際に使ってみた感想
ダメージが低い
まず気になったのはアタッカーであるソルガレオのダメージの低さです。
ポケモンVに対して一撃できぜつを狙えない絶妙な「180」というダメージはかなり気になりました。
ポケモンVの最高HPは230で210や220が多い現状。
ここに届かないことは非Vである利点を活かしきれていないように感じます。
対してポケモンVMAX相手では2回攻撃前提のため、次の番もちゃんと攻撃できるようにする必要があります。
つまりきぜつしないようにするかアタッカーを常に後ろに待機させておく必要があるということです。
弱点を突かれるといくら「-80」していてもきぜつしてしまう
ソルガレオの弱点は炎です。
炎ポケモンは要求エネルギーが多い代わりに高火力なワザを持っている傾向にあります。
レシラム&リザードンGXやリザードンVMAXなどが良い例です。
しかし、問題は高火力でない炎ポケモンのワザでもきぜつしてしまう点です。
先日対戦した際はキュウコンVに永遠にワザ「きゅうびへんげ」を使われ続けて負けました…。
特性などでダメージを減らす際は弱点計算後に行うため、軽減が活きにくいです。
どうせなら先述したように火力に振ってしまってもいいのかもしれませんね。
コーティング鋼エネルギーもルナアーラの特性でも付けられるので検討の余地はありそうです。
イオルブで盤面を最速で整えなければならない
早いうちからイオルブを出してワザ「エボルコントロール」を使えないとそのままズルズルと不利な状態が続いて負けてしまいます。
毎対戦安定して盤面を作ることは運が絡んでくる以上現実的ではありません。
イオルブ以外のサブプランを作るか、イオルブの枚数を増やす必要があると感じました。
ソルガレオ以外の火力も欲しい
中盤以降ソルガレオが場に0匹という状態に陥り、攻撃できないタイミングがありました。
上手く立ち回ることである程度盛り返せすことは可能ですが、かなり厳しいのが現実です。
ザシアンVを採用していますが、残念ながらあまり活躍の場はありませんでした。
理由は特性「ふとうのつるぎ」を使うタイミングが最初の番かワザが使えない状況しか使えない点と
ソルガレオのワザを使うために手札からエネルギーを別のポケモンに付けられない点があります。
また、エネルギー加速ができるのはソルガレオのみでエネルギーが重たいザシアンVがワザをいつでも使える状況が今回の構築では作りにくかったという印象です。
ザシアンVを活かすならソルガレオがからトラッシュされる鋼エネルギーを付けられるメタルソーサなどを入れるなどする必要があると感じました。
逆にソルガレオを必ずベンチにも待機させられればザシアンVなしでも戦えるかもしれません。
60枚というデッキの枚数では枠がかつかつ
他のカードゲームと比べても特に枚数が多いのが特徴のポケカですが
このデッキに至っては60枚でもかつかつです。
理由は”イオルブを必ず出さないといけない”ということです。
要であるイオルブをより早く出すために関連トレーナーズを多く入れる必要があり、肝心の横に並べたいポケモンたちの枚数をあまり多くできないため構築が難しいです。
実際Sさんも構築がかなり難しく、今回のは失敗だったと話していました。
横に並べるデッキなのでベンチがきつきつ
イオルブのワザ「エボルコントロール」で出す2進化ポケモンは2枚、または3枚です。
そのため、手札から余計たねポケモンを出してしまうと最大限活かすことができなくなってしまします。
また、出す2進化を間違えるとそこから悪い流れができてしまいます。
数手先の番を想像することが重要です。
筆者なりに構築を変えてみた
ソルガレオをメインアタッカーにするコンセプトは変えずにデッキを組んでみました。

ポケモンの変更点
ヨノワールとルナアーラの相性の悪さ
ヨノワールの特性「ゴーストブリーチ」はお互いの特殊エネルギーの効果をなくし、無色エネルギー1個として扱わせる特性です。
しかし、ルナアーラで付けられる特殊エネルギーもその影響を受けてしまい相性が悪いと考え外しました。
ただし、イオルブのデッキでも基本エネルギーが多い構築のデッキとは相性が良いので入れても良いでしょう。
守りより攻めを意識して
ギルガルドの特性「ビッグシールド」は「-30」できるのでよりソルガレオがより固くなります。
しかし、先述したように折角ダメージを減らせても高火力なワザは守りきれないですし、弱点を突かれてしまえばあまり意味がないです。
そのため守りを捨てて攻めを意識することにしました。
そこでガオガエン入れ替えました。
ガオガエンは特性「ストロングエール」でダメージを「+30」します。
さらにザシアンVがワザをあまり使えないということでアルセウス&ディアルガ&パルキアGXを代わりに採用しました。
ある程度アタッカーもこなせますし、隙を見てGXワザ「オルタージェネシスGX」を狙えます。
そのためイオルブを上手く出せなくても最悪押し切るプランが取れます。
また、最大「+60」ダメージを大きくできるのでソルガレオがきぜつできる範囲が「240」とポケモンVの持つ最大HPを上回っています。
これによって非Vであるサイド差の利点をより活かすことができます。
しかし、課題点としてやることが多いためここは実際に使わないとわからない部分です。
トレーナーズの変更点
非Vである利点を活かして受けでも強く出れるように
カウンターとして注目が徐々に集まっているジャイアントボムを採用しました。
理由としてはイオルブで展開後、次の番にはきぜつしている場面が多かったからです。
しかし、ジャイアントボムを付けていれば相手への100ダメージ分のの圧力をかけつつ、次の自分の行動をコントロールできるからです。
また、ソルガレオの後続問題ですが、ジャイアントボム込みで最大360ダメージ出せるので後続がいなくても相打ちを狙えます。
メタルソーサで鋼エネルギーを再利用する
ソルガレオとルナアーラしかエネルギー加速できなかったので
いざという時にザシアンVがワザを使えない状態に陥っていました。
これを改善するためにメタルソーサを採用しました。
基本的にソルガレオに付けるのではなく、アルセウス&ディアルガ&パルキアGXなど別のポケモンに付けることがメインです。
サーチカードは検討中
クイックボールは4枚で確定なのですが、ポケモン通信としんかのおこうの枚数については決めかねています。
理由として手札にあると腐ってしまうカードがあるのがこのデッキの難点です。
そのため、手札にいると困るポケモンを山札に戻せるポケモン通信はかなり相性が良いです。
しかし、手札にポケモンがいない状態では使えないカードなのでそういった状況ではしんかのおこうに軍配が上がります。
ここも調整時に要検討です。
エネルギーの変更点
トリプル加速エネルギーを抜き、オーロラエネルギーを採用しました。
オーロラエネルギーはアルセウス&ディアルガ&パルキアGXとガオガエンがワザを使えるように
また、今後登場する「いちげき」のスピアの採用を意識しています。
トリプル加速エネルギーは今後ツインエネルギーとどちらの方が使いやすいかでツインエネルギーと入れ替えを検討しています。
ポケカの中では研究しがいのある面白いテーマ
実際にシノさんにもこのデッキを見てもらいましたが
「やることが多そう」とコメントいただきました(笑)
実際、使いたいワザが「エボルコントロール」と「オルタージェネシスGX」と2つあるのでかなりの状況判断力が求められます。
さらに他デッキのテンプレートには合わない独自の構築が求められるのでアイデアが光るとても面白いデッキテーマとも言えます。
他のポケカプレイヤーも注目しているテーマのようで今後登場する2進化ポケモンによってさらに期待が高まります。
今後もデッキの進展があれば記事にしていこうと思います。
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